Blog / 木村智明のブログ
2017年8月28日

夏の思い出

IMG_2828.JPG先週日曜日。 お互いが 14歳の時に出会った、今でも とても大切に思っている B と、考えられないほど久しぶりに やっと再会できた。自分が抱く友情の 不自然なほどの深さが 爆発ぶりを披露し、あれから まるまる一週間 僕もBも、僕に振り回されている。

その上 B 故郷に帰ってしまった火曜日の夜中に、もう一人、やはり16歳の頃 仲のよかった友人C 偶然フェースブック経由で たどり着いて、こちらも 懐かしさと 愛おしさの混ざった感情が キャパシティマックスを超えてしまった。

27年という 長い年月も経っているのに どういうことだろうか と、自分という人間を に思いながら、気持ちの浮き沈みを 持て余している。

iPhoneの天気アプリには 結果 ブダペストと ストックホルムが 追加され、彼らの住む街の 天候を確かめながら、今頃は 何をしているのだろう...と心を 馳せる日が 続いている。

フェースブックに 投稿されている写真を 覗き見みしながら、心の片隅では 彼らの人生を サイバーストーキングしているのではないか...と少々 不安になり、反省したりもする。 元気そうに 幸せそうに 大人になった 二人の姿を スクリーンショットにして、ニコニコと 眺めていたのだけれど、さすがに 良くないであろうと 削除した。

決して 気持ちが 伝わってほしいわけではないし、理解してもらいたいのでも ない。元気でいてくれている ということを知るだけで、心から嬉しくて 仕方がない。

それにしても こういう気持ちの 舞い上がりかたは、自分自身との付き合いに かなり疲れる。

感情の勢いの強引さを 面倒に思いながらも、その流れと 正直さに素直さを 持って 少しでも 音に紡ぎこんでおこうと、ピアノにも取り組んだりもする。それでも 有り余る心のエネルギーが 消化不良だったりすると、残る気持ちの行き場がなくなり始め、檻に 閉じ込められたような、独り相撲をしている気分だ。

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自分の心の中の 小さな嵐とは関係なく、いつもと変わりのない 平凡なおとといの朝、トーストを食べながら 新聞を読む P 今週の "注目" 物件のページに、ある アーティストが 彼の人生の 後年を過ごした家を 見つけた。

原始的で まっすぐで、太陽の様な エネルギーを持ち余す 彼の作品が 僕は 長年大好きでいる。

どの様な 状態で その家が売りに出ているのか 興味を持ち 早速ネットで 検索をしてみる。綺麗に リフォームされた ムージャンの 彼の自宅は、写真集などで 見たことのある 同じ家でも かなり変身している。

少し 寂しい様な 気持ちに なりながら、それでも 美しく撮影されている 写真を 眺めるのは 楽しい。 改装されて 生まれ変わった部屋の 一つ一つの写真の横に 古い写真も 載せられている。

そしてその一つに、彼の言った という言葉が 添えられていた。

"Everything you can imagine is real "

なんだかものすごく、ハッとした感じに身体が反応する。

自分の 想像の中の世界を、真の世界だと 解釈するという可能性。

今朝も ピアノを弾きながら 沢山の 愛する人々や 動物たちを思う。久しぶりに会えた Bや、写真だけだけれど やっと元気な姿を見れた C。そしていつもの様に 他界した 愛おしい もう本当は 会えない魂たちも。

そういう思いを 音にしようと 作業をすればするほど 気持ちが いっぱいいっぱいになり、いつもだとだんだん苦しくなりがちなのだけれど、今日は 意外な展開を見せてくれる。

なんと 素晴らしい 心の中の 景色 だろう。愛に溢れて やたらに輝いて 見える。

自分の 想像や 思いから 生まれてきた それでも本当の世界。

これからは、この世界も 自分の中では 現存する バージョンだと 思ってみても 良さそうだ と、とても幸せな気分になっている。